自給自足生活に憧れて

東日本大震災の時に原子力発電所が爆発して放射能が漏れて作物に放射能汚染が広がっているっていうニュースをみた夫がもう買ってくる食材なんてどれも信じられないよな。そうだ思いきって北海道に行かないか?北海道なら放射能の心配ないしこれからは自給自足生活しようぜ、と突拍子もない事を言い出したのは1年半前です。そして今私たちは北海道に移住して暮らしています。えっ?ちゃんと自給自足生活をしてるのかって?とんでもないです。自給自足なんて最初っからあきらめましたよ。っていうか素人の私たちが畑を耕して野菜を作るなんて所詮無理な話です。ガーデニングで簡単な野菜を栽培するのとは訳がちかうんだから。北海道の冬は早く来ていつまでも春が来ないし。ビニールハウスなんて建てるお金もなければビニールハウスって石油代が凄いらしいし。大体私の夫の考えは甘いんです。北海道に行こうっていうのも最初は冗談かと思っていたら会社は辞めちゃうわ、北海道に家と畑を貸してくれる所を必死に探していたので、何?あの話本気だったのって私びっくりしたんです。で、北海道に来たのはいいけれどすでに冬が迫っていて結局畑なんて手つかずのままです。でも生活していくためには働かなきゃいけないから夫はすぐに仕事探し。幸いお給料は安いけれど正社員で雇ってくれる会社に就職できたのはいいけれど毎日残業の日々私はっていうと近くのスーパーでパートを始めたんですが、そこの店長さんが凄くいい人で売れ残った野菜やお肉を安く従業員に提供してくれるんです。そして1年半経った現在、自給自足のじの字も言わなくなった夫。一体私たち何のためにわざわざ北海道に来たのって思う毎日です。